今月の特集
震災を乗り越え、まちづくりが進んでいます～㈱大田原まちづくりカンパニー～
今月の特集は、震災前昨年2月に皆さんに紹介をしました㈱大田原まちづくりカンパニー（まちカン）の取り組みについてその後の様子をお送りします。
市の中心市街地90haに及ぶ再開発は、着々と進行しているところです。あらまち商店街では、現在（2012年4月）広範囲にわたり建物の解体作業が行なわれています。震災で蔵の街に甚大な被害があって店舗さんが3ヶ月に渡り営業ができない状況にありましたが、全体的な計画は遅れることなく進んでいます。
写真は、蔵屋敷隣に建設予定の７階建てのビルです。生活交流をコンセプトとするビルですが、1階には、飲食店や、コンビニ、スーパーなどのテナントさんを募集中。2階と3階には、こども未来館（仮称）、4階には、図書館、5～7階には住宅が10戸入ります。
解体工事中
ビルの起工式は、5月28日（月）
現在は、既存の建物の解体工事中です。いよいよという感じです。
地権者の皆様で構成される再開発組合との話し合いもスムースに進んでおり、住居部分の半数は、組合員の方々の入居が決まっております。残りの5戸の売り出しも近く開始されますが、営利を目的としない再開発組合の分譲ということで、一般に売り出されているものより安い価格設定で販売されるそうです。楽しみですね！
このビルの西側には平面駐車場スペース、北側には立体駐車場も建設される予定です。
オープンは、平成25年9月予定です。 
ビル1階
テナントさん募集中！ ビルの1階部分は、㈱大田原まちづくりカンパニーが運営をする部分で、現在テナントさんを募集しています。坪5千円前後の賃料で借りることができます。ご検討してみてはいかがでしょうか？
詳細は、
こちらのサイトでご確認ください。
2階から4階は、市の運営となります。図書館は、現在の図書館がお引越しをします。以前よりも広く、そして近代化を取り入れた図書館に生まれ変わりますよ！駐輪場も完備されますので、学生の皆さんも大いに利用してくださいね。きれいにそして便利になる公共施設も待ち遠しいですね。
事務局長：平戸さん 次長：秋元さん
活気ある頼れるまちカン
昨年より社員の数が増えていました。
写真左が事務局長の平戸さんですが、右は2011年5月に入社した秋元さんです。その他にテナント誘致を担当する女性社員も加わり、ますます頼りになる会社となっています。
｢震災時には、蔵の街のレストランがダメージを受けてしまって、まちカンが修繕費を出して修理をしました。今では経営も順調です｣。
再開発はこのビルだけではありません。ストリートファニチャー事業では、すでに歩道にベンチやプランターを設置する事業がいくつか完了しています。
平成24年2月現在の会社概況です
会社名：㈱大田原まちづくりカンパニー
資本金：1億円、株主：140名
連絡先：栃木県大田原市中央1-2-14
TEL：0287-47-7370
修復の終わった蔵の街
蔵の街 駄菓子屋｢あらまち蔵屋敷｣
私たちのふるさと大田原市は、大型スーパーや量販店が郊外に集中して乱立し、街中の個人商店街は、シャッターが目立ってきています。
車の数が多いけれど、街中を歩く人は少なくなっています。
震災でこの街も市役所や、商工会議所などの建物が使えなくなった他、店舗さんでも営業を停止したところもあります。そんな中、このまちカンでは、壊れたところを修繕しつつ、掲げた再開発計画を実行しています。たくましさとともに、その中には大変なご苦労があったと感じています。最近になってビルのパンフレットが出来上がり、見るとやはりワクワク感がフツフツと起こってきます。こんな空間があったら自分も、老人もそして子供達も集まって来やすいだろうね。図書館で勉強して、お腹すいたら下に下りておやつを食べたり。お子様をちょっとあずけてお買い物をしたり、夢は膨らみます。
完成が待ち遠しいですね！！！
