ヘアーサロンサトウは、那珂川町小川にある親子3代で営む理容と美容のサロンです。佐藤さんのご両親と息子さんが一緒にいるんです。佐藤さんの素敵なご主人様は、千葉県からこちらにお婿にいらしたのだとか。
大田原から小川方面にに向かう294号線、ファミリーマートを過ぎて少し走ると 、突如ロココ調の建物が見えてきます。町内だけではなく、遠方からもお客様が訪れる有名なスポットです。
佐藤さんは、基本的にこちらのサロンにいらっしゃるのですが、結婚式の着付けや、イベントでのヘアーメイクで各地を飛び回っています。そしてまた、後進の技術面での指導に出向くこともあります。佐藤さんの輝かしい美容人生をご紹介しましょう。
左のヘアースタイルはアップの最新モデルです。最近は、キリッとまとめるのがトレンドで面のきれいさが求められます。横にちょこっと髪をたらしたりは しません。『肩までつく長さがあれば 、アップのスタイルは作れます』とのこと。
写真は、最近の佐藤さんの作品でヘアーショーで発表した物です。編みこんだ付け毛が斬新ですよね。
理容からこの世界に入りましたが、平成8年に「ハクビ京都きもの学院　きもの教授」となり、平成11年には、きもの着付けコンクールで、見事全国で優勝を勝ち取った努力のお方でもあります。髪型、着物の選び方、帯の結び方など、伝統的な中にも新しさがあるのが佐藤さん流なのでしょうか。

佐藤さんの着付けは、帯に一本のしわもなく。着付けにタオル、紐などを使わず、結ぶだけの動作でこれだけ美しく仕上がるんです。まさしくプロフェッショナルのなせる技ですね～。
『髪はボリュームがないと着物に負けてしまうんですよ』…と佐藤さん。

『こういったコンテストや、ヘアーショーがあると構想を練り、仕込みをしないといけないわけです。編みこみの付け毛などは夜中まで集中してやってしまうんです。その間家のことは夫がやってくれるんです』と。また『どんどん外に出て行かないと、流行に敏感になれないんです』とも。
ご家族の協力があったればこそのご自分なのだと、ご家族への感謝をとても強くお持ちでした。ヘアーショーは毎年東京の中野サンプラザにて行なわれています。

左のドレス用ヘアーは、ピンポン球が中に入っているそうです。美しくなるのも大変な創意工夫があるのですね。佐藤さんの勉強熱心さと、世の流行に敏感なところには驚きます。
東京への店舗進出は考えないのですか？との問いに『何店舗も出店し、目が届かずいいかげんになるより、ここ地元で腰を据えての方が性に合っている』とおっしゃっていました。
今自分があるのも家族や、地域の方々のおかげでもあるので、これから少しでも恩返しがしたいと。
この地元に美容のカリスマがいるとはなんとも心強いではありませんか。エステもやっているそうなので、是非佐藤さんにお目にかかりに行ってみましょう！