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わが街・この人

我が街この人 vol.52

イラストレーター 米倉 万美さん(45歳)

栃木県北地域で、何かに頑張っている人をリレー形式でお届けします。
お名前:米倉 万美さん(45歳)
ご職業:イラストレーター
ご紹介者様:トライアスロンの宮塚さん
米倉さんがB-Line!に行っていることからお知り合いに!
米倉さんは那須町生まれの生粋の栃木人です。有名な方ですのでご存知の方も多いでしょう。イラストレーターとして地域に根ざした活動をな さっています。昨年他界されたへき地医療を続ける傍ら「田舎医者」など14冊の小説、随筆を執筆した見川鯛山先生の次女で、お父上との共書も数冊あります。
イラストには、軽トラックがモチーフになっているのをよくお見受けしますが…
『軽トラックはこの地方の農村部では一番多い車ですよね、その荷台に載っている物で季節感を感じるんです』
確かに!田植え前の稲の苗だったり、たくさんの白菜だったり、じゃがいもだったり。この地方の土地柄や季節感がよく表れていてかわいい。こうしてみると軽トラがおしゃれな乗り物に見えてくるから不思議です。
温泉の看板や、パン屋さんのパッケージ、はたまた那須フィルムコミッションのグッズなど多様なクライアントをお持ちで、ご自宅アトリエで創作されています。
■米倉さんのプロフィール
61年 那須町に生まれる
83年 大学卒業後「アンパンマン」の作家、やなせたかし氏の助手となる
数年後独立し、那須に戻る
03年  雑誌「Fooga」挿絵制作
'03年 米倉万美 絵ハガキ集(ドリーム舎)「軽トラとポチ」シリーズ制作
03年 「山医者の毒にもクスリにもならない話」(ドリーム舎)挿絵制作
03年 ニューヨーク sushidenギャラリーにて個展開催
03年  ニューヨーク J.Marunouchiギャラリーにて個展開催
05年 「小さなマーヤの哀しい踊り」藤原万耶著(フーガブックス)挿絵制作
この他にもたくさんの個展や、お仕事をなさっていますが「藤原万耶さん」は米倉さんのお姉さんです。お父様ばかりか、お姉さまとの合作本があるなんて何て才能溢れるご家族なんでしょうね。お兄様はドクターでお父様の後を継いでおられるとか。
弟さんはイタリアンレストランを経営しています。生ほうれん草パスタで有名なフィオラノ(Fiorano)です。お花の城の向側にあるレストランです。米倉家でもよくご利用されるとか。「軽トラとポチ」シリーズのわんちゃんは、以前このコーナーでご紹介した「遊クラフト」のチョコちゃんがモデルなんですよ。
この遊クラフトさんでは、米倉さんの作品がお買い求めになれますよ。
現在は、那須塩原市でクリニックを営むご主人とお子様3人とお住まいです。お子達は高校、中学、小学校にそれぞれ通っており、お休みになるとご家族でスキーにいかれるとか。また、大学時代の専攻ドイツ語を活かし、那須町第九を唄う会にて第九のドイツ語指導をなさっているとか。マルチな活躍に驚きます。

那須地方に伝わる郷土芸能で那須九尾太鼓があります。白装束に 金髪のかつらと狐の面をつけて和太鼓を叩くものですが、この演奏が那須九尾まつりや御神火祭にて演奏されます。米倉さんはそおの叩き手でもあります。家内安全無病息災をもたらすという言い伝えがあるんです。
「面をつけているので誰か分からないところが良い」とのことですが…
いろいろな才能をお持ちで、尚且つお美しい方なので、わくわくしながらお邪魔しました。
がんばりを大変と思わないすごさのあるかただな、と思いました。
とても話しやすく、ほんわかした気分になりました。勉強不足でインタビューに臨んでしまって申し訳なかったです!