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わが街・この人

我が街この人 vol.56

鍛金作家 三谷 洋介さん(43歳)

栃木県北地域で、何かに頑張っている人をリレー形式でお届けします。
お名前:三谷 洋介さん(43歳)
ご職業:鍛金作家
工 房:栃木県那須郡那須町寺子乙2543
連絡先:0287-72-0033
ご紹介者様:人形作家の黍ねのさん
黍ねのさんの人形ディスプレイ用の外灯を作ったことからお付き合いがはじまりました。
三谷さんは、鉄のアートを創作する作家さんです。お生まれは大阪ですが、学校は東京。そして、昨年までお勤めをしていたのが埼玉県草加市です。独立を機に知人の紹介で、那須のアトリエ、メタルファームを開設しました。
鉄で作るものは、オブジェ、門柱、家具、ジュエリーなど多岐に渡ります。
『自分のデザインしたオブジェを目一杯時間をかけて作りたいけど、生活のためにオーダーを受け、それに追われる日々なんです』と飾り気のない三谷さんでした。 アトリエは、牛舎の隣。倉庫だったところを使っています。
竹やぶには、たけのこが出て、牧草地には菜の花が咲いているのどかな環境で、製作に取り組んでいます。
工程を見せていただきました。鉄くずをバーナーにかける。赤いうちにトンカチでたたく、又は器具を使ってかしめる。パーツを組み合わせる。
とにかく鉄は熱いうちに作業をしないといけません。頭の中にしっかりとデザイン図を叩き込んでいかないといけないのですね~。
上記の作品は、三谷氏の創作作品で、氏の自信作でもあります。鉄の素晴らしいところは、1本でも立ってくれるところ。<br>鉄本来のよさを出すためには、塗装はあまりしないほうが個人的には好き。環境により錆びてしまうこともあるけれど、その錆びた素晴らしさもあるんです。<br>
上記の作品は、三谷氏の創作作品で、氏の自信作でもあります。鉄の素晴らしいところは、1本でも立ってくれるところ。
鉄本来のよさを出すためには、塗装はあまりしないほうが個人的には好き。環境により錆びてしまうこともあるけれど、その錆びた素晴らしさもあるんです。
小さい頃から図工が好きでした。東京デザイナー学院、金属科研究過程の時に芸大の先生に指導を受けたのですが、その先生に刺激されました。過去に一番の大作に携わったのがこの頃で、江戸・東京博物館の徳川家康像。4mに及ぶ像の両腕を担当したんです。
お勤めをしながらも数々のオリジナル作品を発表し、過去に各種美術展に出展され、入選しています。もっと自分の時間を持ちたいこともあり、独立したのですが、やはり自分の時間は持つことが出来ないのが現状ですかね。
三谷氏のメタルファームでは毎週水曜日アトリエを解放し、教室を開催しています。9:00~12:00の3時間です。<br>費用は材料費込で2500円。鉄で何か作って見たい方、連絡してみてくださいね!
三谷氏のメタルファームでは毎週水曜日アトリエを解放し、教室を開催しています。9:00~12:00の3時間です。
費用は材料費込で2500円。鉄で何か作って見たい方、連絡してみてくださいね!
『那須は、住みやすいです。仕事をしていると汗だくになるのでここの寒い位の気候がちょうど良いです。あ、あと海がないので鉄が錆びにくいのもいいですね』
左は、こちらに来て記念すべき第一号作品塩原温泉の大黒屋さん内『あしもみ』の看板です。
~主な活動~
1990 二科展入選
1991 日本現代工芸美術展入選
1991 METALWORK‘nicebeat’4人展
1994 日本現代工芸美術展 現代工芸大賞
1996 個展 千葉ギャラリーアート
2000 亜細亜現代美術展 フジテレビジョン賞
2001 日本現代工芸美術展 40周年記念賞
2003 亜細亜現代美術展 努力賞
2004 埼玉県展 入選
時間を忘れて作ってしまうことがあるので、身体を動かしたいんですよね~。『学生時代サッカーをやっていたので40歳以上でも仲間に入れてくれるチームありませんかね?』とのことです。お心当たりの方お知らせください。那須近郊でお願いします。…癒し系のアーティストさんでした。