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今月の特集

終の棲家を考える ~ゆいま~る那須~

おひとり様でも安心な高齢者向け住宅とは

完成は1月15日になります
完成は1月15日になります
那須町、海城中学校・高等学校程近くにその新しいスタイルの高齢者向け住宅『ゆいま~る那須』はあります。

2010年4月に着工され、同年11月に1期工事が終了し、すでに20名の入居者さんがいらっしゃいます。
来年1月に全館完工となる、このゆいま~る那須。どこがどう新しいのか?
そしてこの那須という地域が終の棲家としての役割をどのように果たし、どんなことが愛される地域なんだろう?
…と、こんなことを視点に皆さんにご紹介致します。
整備された敷地内
整備された敷地内
カフェ近くのジャージー牛
カフェ近くのジャージー牛
ゆいま~る那須は、社団法人コミュニティネットワーク協会が提唱する
「誰もが自分らしく生き、そして自分らしく死ぬことができる豊かなコミュニティづくり」は「完成期医療福祉」
という理念のもと実践されています。

本部が東京で、那須の他に
・ゆいま~る伊川谷 兵庫県神戸市
・ゆいま~る多摩平の森 東京都日野市多摩平
・ゆいま~る聖ケ丘 東京都 多摩市
などを展開中です。

那須は、里山にある高齢者住宅です。
独立型の木造建築が広大な土地にゆったりと建てられており、全70戸となる予定です。
牧場があり、那須連山があり、そして大自然の木々が茂る環境はまさに天の恵み。
すでに6割程度の契約が成立しており、入居説明会には毎回日本各地から、入居希望者がお越しになっているようです。

新しいスタイルって?

食事風景と移動用ミニバス「ゆいま~る号」
食事風景と移動用ミニバス「ゆいま~る号」
何といっても、入居者さんに生きがいとなる何かをしていただくこと。もちろん自由ですよ。だけど食事の配膳のお手伝いをしたり、牛の世話だったり、カフェのお手伝いそして、各棟の花壇つくりをしたり。
人からありがとうを言われると、嬉しいものですものね。

日々のお買い物、通院などには『ゆいま~る号』というミニバスが白河市や、那須町に運行されています。地域のお祭りにも積極的に参加しているんですよ。

ここではペットもOKで、現在2頭のワンちゃんと1匹のネコちゃんがいます。
飼い主さんが旅行のときなどは、他の方が預かったりと、まさしくゆいま~るが実践されているんです
ゆいま~るとは沖縄のことばで『相互協力』とかの意味なんですけど、栃木ではゆいっていいますよね。
ここでは本当に入居者さん同士の連携が感じられるんです。
入居に際しては、おひとり様でも安心になっています。保証人を立てられなくても大丈夫。
友人同士での同居が可能。そして、健康を損なった時には365日日中常駐の(夜間はオンコール)スタッフのサポートがあります。
地域の那須町と白河市に提携しているクリニックもあります。大きな安心がもれなく付いているのですね。
今すでにご入居されている方達は、ご夫妻で別のお部屋にお住まいの方がいらしたり、姉妹でそれぞれだったりの方、もちろんお一人でお住まいの方もいらっしゃいます。
でも孤独を感じるご様子もなく、散歩をなさったり、お買い物に行ったりと自由を満喫していらして、生き生きと生活する様子が見られました。

また、こちらの施設ではロングステイという制度があり、会員になると数名の方と調整しひとつの部屋をシェアーして宿泊できます。
もちろん共用施設も使えて、今後入居するかどうかのお試しとして利用なさる方もいるとか。
部屋内部(例:10坪部屋)
部屋内部(例:10坪部屋)
お風呂には呼出しブザーがついています
お風呂には呼出しブザーがついています
今回案内していただいた関さん
今回案内していただいた関さん
今の時代、60歳で仕事をやめてもまだまだお元気ですよね。
子供の世話になりたくないと思う人も多いとか。
そんな世代の方々が増えてくる昨今、仕事を持ちながらの老人ホームというのも新しい形です。
連れ合いをなくしたりしても何か働いて生きがいを持ちながらそして何かしらの支えも必要なんですよね。
ここでは、定期的に講演会や、演奏会、を講師を招いてより人間性を高めるプロジェクトにも取り組んでいます。
入居者なら無料で受講できます。
とにかく心身ともに元気でいられる期間を少しでも長くしたいというのが究極の理念と感じました。
そして又いつかは迎える死を自然な安らかなものにしたいということです。

入居するには

Aタイプ、Bタイプの間取りです。この他にCタイプもあります。
Aタイプ、Bタイプの間取りです。この他にCタイプもあります。
部屋の広さは10坪、14坪、20坪の3種類。15年間の賃料を前納することによって成立します。
広さに応じ、1,137万円から2,451万円。入居後の月々の費用はサポート費3万円(2人の場合は、4万9千円)、共益費8千円となります。
15年目以降の追加家賃は不要となります。15年たたずして退去という場合には返金のシステムがあります。
こういった比較的低料金さも人気のひとつとなっているんですね。
詳しくは、ゆいま~る那須入居相談室へ… 
TEL:0120-817-287 ゆいま~る那須 担当 関さん
URL:http://www.yui-nasu.net/  
新鮮な野菜たっぷりの健康食です!
新鮮な野菜たっぷりの健康食です!
それぞれの部屋にキッチンはついているのですが、お食事は朝食:315円、昼食:525円、夕食:735円予約制で共用食堂でいただけます。
お昼を実際にいただいてみました。
写真のように大皿盛りで、入居者さん同士和気あいあいと分け合って、楽しそうに召し上がっておいででした。
まさに健康食。管理栄養士の管理のもと、旬の野菜、お魚中心です。
お米は近隣の農家さんのお米で、おいしい新米でした!!

編集後記

地域の農家さんが売りに来てくれる無農薬野菜
地域の農家さんが売りに来てくれる無農薬野菜
定年後の再出発とも言える終の棲家探し、計画的にしないと取り残されそうです。
自分の将来設計は自分できちんとな…と、改めて感じました。
そして、人生の収束に向けて本当に大事なものと、そうでない物の区別をしっかりしておこう!と強く感じました。

那須は比較的都心に近く、お米や水もおいしく、住みやすいと評価されているようなのは嬉しいことです。
今現役で仕事をしている、この地域に住む我々が出来ることって一体何かな?とも思いました。