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今月の特集

この地方の常識 2008-2

(1)公民館の駐車場は、軽トラックばかり

農村部では、各家庭1台はありますよね、軽トラック。少し前はリアカーがあって、子供達を乗せた若夫婦の図というのもありました。今は兼業農家が多く、若夫婦は会社勤め、おじいちゃんとおばあちゃんで農業をやっているお宅が多いです。なもんで、軽トラックを運転している方の平均年齢はかなり高いと思われます。組内の寄り合いのある日は、公民館に軽トラックがいっぱいです。

あ、DIYの店で大きな買い物をすると軽トラックを貸してくれるんですよ。
(2)ネコを飼っている家が多い(しかも何匹も)

犬も多いけど、ネコを飼っているお宅、本当多いですよ。しかも一家に4匹も、5匹もいる家もあります。ネコ好きだから 、あかちゃんが生まれたらそのまま飼ってしまうのでしょう。農家の回りはえさの宝庫。カエルや、ねずみを得意そうに咥えて帰ってくるネコを見かけます。年寄り夫婦の飼っているネコの名前はミーが多いです。なんで??

ネコ好きだということは狭い地域なのでみんなが知ることに。とすると誰かが『この家なら育ててくれるだろう 』と捨てていくんですって。 
(3)精米所がたくさんある!

都会の人はしらないでしょうね。コイン精米所ってなにか。この辺の方は、お米の30kg入りの紙袋を持って精米をするのです。10kgで100円 です。
カテゴリーで上白、標準、七部とあり、最近、無洗米というのもできました。このボタンを押し、玄米を流しいれ、約1分後白い精米がでてくるのです。 あ、あの精米所を右に曲がってとかのランドマークに良く使われます。

削り取られた部分がぬかとなるわけで、別箇所にためられます。春になると、たけのこ のあく抜きのために精米所のぬかはあっという間になくなります。
(4)たんぼでどんど焼が行われる。

これはお正月から2週間ほどたったころ竹材でやぐらを組み、お正月のしめ飾りなどを焼き、無病息災を祈る自治会単位の儀式です。場所によっては消防車をあぜ道にスタンバイし、田んぼのまんなかにかなり大掛かりなやぐらを組んで行います。団子を焼いたり、豚汁をつくって食べたり正月の後の大きな行事です。

どんど焼の準備で会社を休んだ人を私は知っています。 当番になると団子を用意したりいろいろあるみたいです。
(5)葬式は、組み内がお手伝い

最近でこそホールでお葬式をするお宅が増えていますが農村部ではまだまだ自宅葬が多いんです。『住み慣れた家から送ってやっぺ』が大きな理由です。(自宅の方が安いという理由も)なので、組み内の人は、お通夜と葬式でまるまる2日のお手伝いとなるのです。友引が入ってしまうと3日ということも。ま~これも持ちつもたれつなので、仕方がないことなのでしょうね。
家に年寄りがいない家は大変ですよ~
(6)居間にはカレンダーがいっぱい

これは本当に良く見る光景です。行事が書き込める大きなカレンダーが人気なんですよ。学校の行事、組み内の行事、会社関係の行事と分けて記入するお宅も。大家族が多いというのもあるんでしょうね。
農村部では間違いなく『JA』のカレンダーは飾ってありますね。JAとは農協さんが数年前に改名をしたのですが、今でも皆さん農協と呼んでいますよね~。
子供が有名な企業に勤めていたりすると、その会社のカレンダーは一番目立つところに飾られています。(お茶会時の話題になるのですね~)
(7)初午にはしもつかれを食べる

この習慣も町内では減ってしまっていますが、農村部では、作らないとしても、親戚やご近所さんからいただいて、けっこう食べる機会があります。しもつかれとは鮭の頭・大豆(節分に撒いた残り)・大根・人参・その他の余り物を細切れにしたり、目の粗いおろし器の鬼おろしで粗くすり下ろして酒粕と共に煮込んだもので、江戸時代の飢饉の時からのものだそうです。
これって、各家庭で本当に味が違います.鮭を入れると生臭いので、入れないお宅も.(ちなみに私はあまり好きではありません~)
(8)人口の割にパチンコ屋が多い

県北地域、大田原市、那須塩原市はパチンコ店が多いです。しかも大型店がたくさんあります。都心部だと、え、ここがパチンコ屋さんと思うくらいシンプルな作りとなっていますが、この辺は大型駐車場がど~んとあり、建物も派手目になっています。国道461号線は、パチンコ街道などとも呼ばれ各店しのぎを削っています。店長が変わると客の入りも変わるという風にお客同士の情報交換も盛んに行われています。
お正月の3日間、赤飯を配っていたパチンコ屋さんも。最近では女性パチンカーがとても多いですよ。
(9)夜でも施錠しない?

これは、家にもよりますよね~.現代風に立て替えを済ませた家は、けっこう鍵かけていますよ。昔ながらの農家スタイルの家だと鍵がついていなかったりもします。鍵を掛けない理由として『この辺の人はみんな知ってるから』『車でしかこらんないから、不審者はすぐわかるとも。
ま、一人暮らしの人はあまりいないんで心強いというのもあるんでしょうね。鍵を必要としない!理想といえば理想です。
不況になってから、『米泥棒』や、『灯油泥棒』が相次ぎ、母屋は、鍵無しだけど納屋には鍵をつけたお宅も。
(10)鯉のぼりがとても派手

端午の節句には、特に初節句(男の子が産まれて始めてのお節句)には、のぼりとこいのぼりが両方で、とても派手です。
親戚や組内からこいのぼりをプレゼントされるので飾らないわけにはいかないんですね~。『おじちゃん、いっかいのやっかんな』などの会話は年明け早々から聞かれます.(おじちゃん、大きいこいのぼりを あげるからね)の意。
農家の長男誕生というのは誠にめでたいのですね~.後継者となるわけですから。田んぼを休耕してでも鯉のぼりをあげるのもめずらしくありません。